とりあえず儲かっとるデ
先日も田舎の友人とピットコインに関して、
知識のない者同士の
会話を
「ピットコイン・・知っとる?」
「やっとるで・・」
「ホンマか・・儲かっとるかな?」
「そこそこはな・・」
「今は金が安いし、中国は金塊をため込んどるらしいで」
「本当は金が欲しいけど・・な買いにくいし」
「しかしポイントサービスみたいなもんかい?」
「よう解らんが、とりあえず儲かっとるデ」
「ねずみ講と一緒で‥
最初に手掛けた連中はぼろ儲けするんかの?」
「そうじゃろ・・そうじゃろ・・」
みたいな・・・
米国に作られたビットコインの先物相場は、米金融界が、自分たちの利益にな
るために作ったと考えられるが、米金融界の利益とは、冒頭(=以前の記事)に
書いたように、ドルの究極のライバルである金地金を、ビットコインとの戦い
(流入資金の奪い合い)で消耗させて金相場上昇を抑止し、ドル(米国債や株式)
をできるだけ長く延命することだ。これまでビットコインは相場が激しく乱高下
するので資産の備蓄先として魅力が少なかったが、先物を使って米金融界がビッ
トコインの相場を安定(ゆるやかな右肩上がり)にすれば、ビットコインを魅力
的な投資先として喧伝でき、金地金に向かうべき投資金のかなりの部分をビット
コインが横取りする事態を演出できる。金地金の価値の上昇は今後も抑止され、
その分、ドル(債券や株)が長く延命する。
ビットコインは、対ドル為替がとても低かった創設期からの約千人の保有者が、
発行済み総額の4割を保有している。彼らが一度に多額のコインを売ると為替が
暴落するが、その点も、先物市場を創設したことにより、暴落の程度を抑えられる。
(田中宇氏論説★米覇権延命と多極化の両極で戦う暗号通貨から)
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