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2016年9月 6日 (火)

嫌われる勇気?

「何読んでるん?・・・嫌われる勇気?」
「これ・・人気あるんよ・・」
「なになに・・自己啓発の源流「アドラー」の教え・・」
「別に勇気持たんでも、嫌われとるジャロ?」
「私しゃ皆に好かれとるモン・・」
「そうか・・嫌いな相手が多いだけか?」
「・・・・けっこう-・・居るわ・・」
「じゃ・・相手も嫌っとるナ・・」
「フーん・・今のままでいいかも、読むの止めよか?」
「・・・・・・やっぱり最後まで読んだ方がいいと思うよ」」

2016年8月25日 (木)

えっ 本?

なんでもこの絵本が人気あるらしいのです。
妻の求めに応じて図書館で借りてきました。
ま、いっか !

題名からして窺い知るように・・・内容もそのままんま・・でした
私の場合は幼くしてすでに実践してまいりましたが、
妻の人生には対極であったようで,この絵本が必要なのかも。


また歳とともに童話に戻るのかもしれません。
というより含蓄がより深く複雑に
感じられるようになり申す・・。

2016年1月22日 (金)

海賊と呼ばれる光栄

安倍ブレーンにも加わり、
「書いてる小説とは違うぞ」とも想える百田氏ですが、
読ませる小説、腕の達者なところがまた嫌味です。

「海賊と呼ばれた男」は石油に生涯を賭けた漢の物語。
やはり読ませます。
モデルは出光なんでしょう。
背景は1953年イランクデターです。
世界を牛耳る米英メジャー石油資本と
CIAの暗躍はイランの民族独立運動を崩壊させ、
傀儡政権を樹立、目的のイラン油田の乗っ取りを果たす。

戦後日本の国益を悲願に一私企業社主の信念を描いています。
敵は米英大手石油資本のみならず、
国内官僚に同業者達、
それでも当時はまだ通産省等にも
真の国益を目指す官僚が、
真に日本が独立を果たすにはと模索する人々が
僅かながら残っていたようです。


この主人公は如何なる苦境にもリストラは絶対やらなかった人物です。
百田氏が取り上げてきたテーマは
今まで多岐の分野にわたりますが同様のものはありません。
でも人を大切にする主人公が多いのですが・・・・・。

つまるところ敗戦後の真の一人の日本人が
米英-その手足の官僚に戦いを挑んだ、苦闘の歴史物語。

2013年12月21日 (土)

「雨あがる」

黒沢作品では「椿産十郎」「赤ひげ」「どら平太」「どですかでん」等周五郎原作を

多く取上げています。

最近山本周五郎短編「雨あがる」よみました。

これも黒沢明監督の脚本(遺稿)でオマージュ映画化されてます。

周五郎原作と脚本は殿様は登場しないのですが

エッセンスを一層深く伝えてくれているようです。

 

周五郎原作では「雨あがる」の「日々平安」では、何の取り柄もない、切腹の真似までして

一食なり恵みにありつこうとさえする尾羽うち枯らした浪人が、

仕官のチャンスをつかもうとない知恵を絞る。

人間の悲哀を描いたものです。

 

黒沢脚本では、剣の腕に覚えのある浪人が行きがかりで刃傷沙汰を苦もなく止めた手腕を、

偶然城主に認められ、出くわすこの上ない仕官のチャンス。

しかしこの武士がもつ異常な優しさが千載一遇のチャンスを危うくしてしまう・・・

理解者は妻だけか?・・・。

黒澤明監督が作りたかった映画 『 雨あがる

映画ではこれがまた出来た妻で・・・・きっと黒沢監督も理想として描いたにちがいない程の

サラリーマンにとっても理想像の妻なんです。

 

周五郎原作「日々平安」では、策が全て的中し思惑通りになるのですが、この浪人急に内に湧き上がる恥ずかしさで遁走してしまう・・・が・・追いついた迎えに相好が崩れる・・・という結末、人間的なんです。

 

 

人気作家宮部みゆき氏や山本一力氏達の作品では江戸の下町や町屋がよく描かれます。

共通の魅力の原点が周五郎作品にある気がします。

巷間にあふれる時代を超えた、ちょいとした人情話・・。

いいですね・・この歳でよんでも胸の奥が、そこはかとなく熱っぽく感じます。

 

 ちなみに「雨あがる」の日々平安に描かれた

若侍達のお家騒動をめぐり右往左往する様は

椿三十郎(映画)でほとんどそのまま使われていましす。

これからもっと周五郎作品を読んでみようっと・・・・・。

 

2013年11月28日 (木)

原発ホワイトアウト

原発ホワイトアウト

28日そもそも総研でとりあげてました。

現役官僚さんの小説が13万部突破したとか。

 

実名では真実を伝えにくい時代なんですね。

孫崎氏は退役後のご活躍、

古賀氏は実名活動で官僚で居づらくなってしまった。

 

今後さらに、国民は真実を知るべきだと考える官僚も含め、

有為の人々の活動が大変しづらくなるでしょう。

特定秘密保護云々が不正保護云々に聞こえたりする今日この頃です。

 

松本清張氏・山崎豊子氏のような庶民にとっての偉大な伝達者が

絶えることのないよう祈ります。

 

2013年10月12日 (土)

希望が丘の人々

商品の詳細

週刊ポストに2006年から12月~2008年5月までの連載。

妻に先立たれた主人公が、中学生の娘と母を忘れることのできない小五の息子とともに、

生きる日常。

そこは妻が育った故郷、・・・・・・・・・・・・・。

例によって、涙をぬぐいながら本を閉じる・・・。

 

妻がめったに読まないタイプの小説なのに、妙に興味を示し、

おとなしく最後まで読んでるようです。

TVドラマも1時間以上になると必ずクライマックスまでに熟睡なのに、不思議?。

亡妻が夫・娘・息子・妻の同級生を通じて息づく様が

琴線をいたく刺激したようなんです。

 

妻の読後感

「あんたすぐ再婚するんじゃろうな・・・」

私・・・

出来れば若いのと・・・言いかけたのを飲み込み。

力強く

「あんた以上の人はおらんじゃろう・・」

 

 

商品の詳細

小泉八雲の後任として帝大講師となった金之助・・・

士族の娘ながら万事大雑把な妻鏡子と何事にも神経質な金之助の日常のおかしみ。

小説を書くに至るまでの、先生の日常は愉快・・・。

この本には妻の興味は向かなかったようです。

 

 

2013年7月 4日 (木)

踏まれないようにしたいもんです

人を信用するときは”だまされてもいいや”という気でやることにしている。

出典  僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

過剰に人に期待するから、思い通りにならないと、裏切られたと悲しむ羽目になる…

この中島らも氏の心境と同じなんでしょうか。

今の自民支持の方々の事です。

一年後、もこの悟りの境地に居られたら幸せなんですが。

踏まれないようにしたいもんです。

でもハイヒールでならいいかも・・・・。

2013年6月 4日 (火)

薩摩焼

私は陶芸にはあまり興味が湧かないのですが、司馬遼太郎氏が短編「故郷忘じがたく候」

で薩摩焼にふれています。

秀吉の朝鮮遠征?の末期、薩摩藩が陶芸に秀でた高麗人を拉致し

連れ帰ろうとした。

秀吉の死による退却作戦の慌ただしさの最中、放置された状況で、

多くの方が苦労して鹿児島城下の西苗代川(ノシロコ)というところに住みついた。

後日そのことを知った島津義弘が手厚く保護、士分で遇し、

彼らの生産するものは薩摩焼ブランドとして島津藩の新規産業として

大いに外貨を稼いだそうです。

特に白薩摩と呼ばれるものは、島津家のみが扱い、当時の茶会で

珍重されるようになった・・・・・・・・。

と・・・まあ、古代より朝鮮から数多の人々が日本に文明をもたらした訳です。

感心したのは島津義弘公が礼を尽くして高麗人を遇したこと、

しかも焼き物を一大名産品として育て上げた点です。

司馬氏と沈寿官氏の出会いも面白く、また故郷を想う哀切をよく著した短編でした。

2013年3月23日 (土)

百田尚樹著 永遠のゼロ

百田尚樹著 永遠のゼロ

毎日新聞のみんなの広場に「若い人に読んでほしい」と投稿がありました。

私も以前ソフトテニスの先輩に勧められ読みました。

父の生涯って・・・・・深い ① に紹介致しました。

4月から高校生になる孫が戦争に興味をもっていると言うので、この本送ろうかな。

百田氏は「私は書きたいテーマがどんどん変わる」と述べているように、その作品は多岐にわたります。

新たな分野に関してその都度膨大な調査を経て書かれるわけです、凄いエネルギーですよ。

2012年11月19日 (月)

隠れてするネズミ捕りみたい?

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日本直販の民事再生法適用申請と、20年以上にわたる粉飾が報道されています。

非上場企業なので、銀行の要請なのか監査法人がチェックし粉飾が明るみにでたようです。

これが上場企業ならば監査法人が建前上チェック機能を果たしていることになっています。

ナンセンスですが雇い主から報酬を得て雇い主を監査するんだそうです・・・・・・・。

一方庶民レベルの嘘を詐欺だなんて、検察もまるでネズミ捕りで違反者を取り締まるようなセコイことを堂々とする。

恥ずかしいとは思わないみたいです、しかも震災詐欺との大義名分を振りかざしてまで・・・・・。

取り締まるならしっかり本質を突いてもらいたいですね。

放射線影響研究所(元原爆傷害調査委員会)が被曝被害者の為に機能したのでなく、原子力研究の為に軍事目的の為に機能してきただけ、これ国民に知られちゃいました。

あらゆるシステムが国民の為ではなく組織保全の為、政府の為、ひては米国の為、つまり英米の極限られた勢力の為に機能している????。

検察諸君あんたたちもでしょう?

自民・民主・公明・官僚・TV局・新聞諸君らも、あちらのスポンサーに使える使用人と言われています。

運命の人はもうおいでになりませんか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・選挙です。