希望が丘の人々
週刊ポストに2006年から12月~2008年5月までの連載。
妻に先立たれた主人公が、中学生の娘と母を忘れることのできない小五の息子とともに、
生きる日常。
そこは妻が育った故郷、・・・・・・・・・・・・・。
例によって、涙をぬぐいながら本を閉じる・・・。
妻がめったに読まないタイプの小説なのに、妙に興味を示し、
おとなしく最後まで読んでるようです。
TVドラマも1時間以上になると必ずクライマックスまでに熟睡なのに、不思議?。
亡妻が夫・娘・息子・妻の同級生を通じて息づく様が
琴線をいたく刺激したようなんです。
妻の読後感
「あんたすぐ再婚するんじゃろうな・・・」
私・・・
出来れば若いのと・・・言いかけたのを飲み込み。
力強く
「あんた以上の人はおらんじゃろう・・」
小泉八雲の後任として帝大講師となった金之助・・・
士族の娘ながら万事大雑把な妻鏡子と何事にも神経質な金之助の日常のおかしみ。
小説を書くに至るまでの、先生の日常は愉快・・・。
この本には妻の興味は向かなかったようです。
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