軽い扱い
一たび戦争になれば日本もアメリカも・ドイツもイギリスも
どの国も一般市民を無差別に攻撃してきました。
戦時中の事を聞けば、
日本では
空襲が予想される時期に学童は別として、
都市からの退去は
防空法とやらによって禁じられていたんだそうです。
住民は生命をかけて消火活動をせよ・・・。
赤紙に象徴されるように、
国民の命は紙よりも軽く扱われました。
イギリスでは開戦以前において、
学童はもとより母親、高齢者の都市からの退去を
国費で行われる準備をしていたといいます。
現在でも福島の経緯を観てれば、
人命に対する日本人の考え方は変わっていないようですね。
私も嘗て
「日本の零式戦闘機は凄かった、
技術は凄い」なんて信じていましたし、誇りも感じてました。
もちろん優れた技術はあったようですが、
分析してみれば
いわば単に安全性を無視した生産性というところでしょうか。
被弾してもパイロットの命は守るという
設計思想が無視された戦闘機で、
開戦後時を経ず優秀なベテランパイロットが失われてしまいます。
やがて未熟なパイロットだけでなく、
ついには
学生はもとより、
精神薄弱者まで徴兵されるという、悲惨な道を転がります。
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