沖縄の人はみんな知っている④
「私は城が好きである。あまり好きなせいか、どの城址にいてもこんなものは嫌いであると心の中でしてしまう程にすきである。」司馬遼太郎と城を歩くという番組の冒頭の語り、私の好きな司馬節です。
「私は戦後日本が好きである。ひょっとすると、これを守らねばならぬというなら死んでも(というとイデオロギーめくが)いいと思っているほど好きである」これも司馬節。
GHQが日本占領直後パイプラインを横浜東京間に引こうとして、日本政府に命令した時、政府は2年かかると返答したが、怒ったマッカサーは、なら米軍が直接施工すると言い、たった2週間で完成させたという。
圧倒的敗戦で想い知らされ、物量の差を国力の差を眼前に見せつけられた結果、日本を担う多くの人々が米国の傀儡国となるもやむなしの決断をしたわけです、ごもっとも。
陛下も・司馬氏も・岡崎氏も官僚や右翼の皆さんも・・・・怖かったのでしょう。
米国の恐ろしさを真に知る故、司馬氏はあえて沖縄問題等を観て観ぬふりをしてこられた。
多くの本土の私達と同様にです。
英米覇権の質が大きく変わりつつある2012年の現在、日本はどうあるべきなんでしょうね。
今生きておられたら司馬さん、貴方はどのようなメッセージを発信されているでしょうか?
2012年、今も親米派でいるべきなんですか?
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