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2012年10月 4日 (木)

重松清著に「かあちゃん」

2009年の重松清著に「かあちゃん」があります。

お母さんの「お帰り」を聞きたい。

抱きついて泣いたりはしない。

僕はもう中学生で、頬に残った涙の跡を消すことが大事だといのも知っている。

でも聞きたい。何度でも、いくつになっても。

僕は今日、久しぶりに正義の味方になったんだよ、お母さんーーー。

玄関のドアを開ける。「ただいま!」と声を張り上げて、台所に向かう。

お母さんが振り向いた。

妻は小学3年の息子の頬に涙の跡を見逃していませんでした。

だからこそ晴れがましいあの「ただいま!」を聞き逃すこともなかった・・・・。

母性に与えられるご褒美・・・・・・男にはこれはかなり羨ましい・・。

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