重松清著に「かあちゃん」
2009年の重松清著に「かあちゃん」があります。
お母さんの「お帰り」を聞きたい。
抱きついて泣いたりはしない。
僕はもう中学生で、頬に残った涙の跡を消すことが大事だといのも知っている。
でも聞きたい。何度でも、いくつになっても。
僕は今日、久しぶりに正義の味方になったんだよ、お母さんーーー。
玄関のドアを開ける。「ただいま!」と声を張り上げて、台所に向かう。
お母さんが振り向いた。
妻は小学3年の息子の頬に涙の跡を見逃していませんでした。
だからこそ晴れがましいあの「ただいま!」を聞き逃すこともなかった・・・・。
母性に与えられるご褒美・・・・・・男にはこれはかなり羨ましい・・。
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