マスコミの勝利ですね。
GHQ支配下の日本でよくぞ社会党政権が成立したんだと常々不思議に想ってました。
日本の社会主義・共産主義化を余程米国は恐れたんだななんて考えてました。
片山内閣・芦田内閣のことです。
日本にも自主路線が自力で芽生えた事があった?これエライ誤解でありました。
GHQ内部に左派グループのGS(GHQ民生局)と右派グループのG2(GHQ参謀第2部)対立があったとか。
この左派勢力が当時はエライ民主化の理想に燃えてまして、キリスト教勢力の後押しもあって片山哲社会党内閣が誕生することとなったそうです。
次いで芦田内閣なんですが、米国側の内部事情が変わるとともに吉田内閣等の保守勢力に簡単に置き換えられてしまうという運命。
それ以後、対米ベタベタの長期政権となる保守本流派が台頭する。
自主路線をいくらかでも夢見、国益を実践しようかした骨太の人々は政治の表舞台から引きずりおろされてきた悲しい歴史。
孫崎享氏の戦後史の正体は何度読んでも面白いし、高校生にも理解できるようにと配慮が生きています。
いまなお米国内に相反する勢力があり、日本にも複雑な影響を与え続けています。
選挙も当落出そろいましたね。
こうも投票率が低ければ変化も起きようがありませんね、やはり自民圧勝ですか、マスコミの勝利ですね。
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