« 「永遠にゼロ」 | メイン | 簡単に手放そうとする? »

2014年11月24日 (月)

検閲下で想いを

父が生存中で元気だった頃ですから15年は前になるでしょう。
母と父が妹夫婦とともに指宿から、もちろん知覧へ。
開聞岳が遠望され、南海の戦場を偲ばせます。
遺書の前では皆もそうですが、父は傍目も憚らず涙をふき続けてたと、
聞かされました。


当時の徹底した検閲下では、遺書を受け取る側を慮り、
想う事は決してしたためる事は出来なかったはずです。

でもその筆跡は
その方の人格を現すようにいずれも品格に満ちみちているのです。

そして
実際に遺書を読み始めると、
限られた表現の奥に、行間にあふれる想いがあふれていることを知らされます。

涙を禁じてよく観ようと決心していたにも関わらず、
父同様私もハンカチを話す事ができなかったのでした。

修学旅行で訪れてる少年少女達は、何を想っているのでしょう?

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.enjoy.jp/t/trackback/534731/33064899

検閲下で想いをを参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿