「平成は素晴らしい時代だった」・・・
と懐かしむ時がくるかもしれない。
確かに陛下は平和を愛するお方ですし、
戦が無かった事は幸せです。
明治・大正・昭和と戦争の時代でした。
今の日本には
それを回顧し復帰しようとする勢力もあります。
明治という時代は
金融屋さんが貧乏国に莫大な戦争資金を融資
ぼろ儲けした時代でした。
武器調達は国債発行では賄えず、英国金融の融資に頼る必要があったのだとか・・。
戦争別戦費
日清戦争の費用は当時の金額で約2億3,000万円。
GDP(当時はGNP)比で0.7倍である。
これはまだ健全な戦費で太平洋戦争の破滅的な規模の戦費ではなかった。
日露戦争の費用は、当時の金額で約18億円。
GDP(当時はGNP)比0.6倍で、太平洋戦争の自暴自棄の経済運営ではなかった。
太平洋戦争になると、金額は極端に破滅的に大きくなった。
当時の金額で約1,900億円。
GDP(当時はGNP)比で、8.5倍の規模に膨れあがった。
これは現在の状況に当てはめると4,000兆円もの国費を投入した計算になる。
第二次世界大戦で、ヨーロッパにも兵力をさし向けた米国でさえ、戦費はGDPの3倍程度だったから、日本の8.5倍といった戦費の使い方は、戦後のことなどまるで考えていない、明日なき自暴自棄の戦いだったことがわかる。
太平洋戦争の、国内で調達された戦費の大部分は、日銀による国債の直接引き受けだった。
現在、日銀が量的緩和策を実施したのと同じやり方だ。
政治なき、外交なき、自暴自棄の終戦を迎え、消費者物価は100倍近くまで上昇し、ハイパーインフレになった。