投石ならぬ透析に通う有様で御座います
米国が岸信介氏を通じて巨額の資金を援助し続け自民党を保守本流に育てあげた。
しかしながら岸氏は、米国に愛されたCIAエージェントとして、また出来の良い演技者でもある吉田茂氏とは根本が異なり、安保においても真に対等な関係をと模索していたというのです。
当時から私たちが昭和の妖怪と呼ぶに相応しい人物でした。
米国資金を得てマスコミ等が、吉田茂のイメージアップに懸命となり、私たちに
虚像を創り上げてみせたわけです。
60年安保では政治勢力のバランスでは自民が288議席と圧倒していたにも関わらず、岸氏の業績に対し内部で池田隼人らが批准の遅延策を画策し、安保反対運動を側面から支援した。
そして、樺美智子さんが死亡するあの一大デモへと発展しました。
彼女の死後、いわゆるノンポリの人々もデモに参加するようになりました。
結果、自主路線を模索した岸氏は引退を余儀なくされます。
私たちは岸氏の志を知る由もなく、表面だけにとらわれて、デモに参加し安保反対と唱和し投石していたわけです。
そんな我われは今はもう、奇蹟ならぬ鬼籍・投石ならぬ透析に通う有様でございます。
さてお孫さんは原発新設、憲法改正、TPP参加と意欲旺盛ですが国民の為・国益を考えてるんでしょうか?
あちらの言いなりでしたら、お爺様がなげきまっせ。
米国追随であっても国益(大多数の為)を死守してほしいものです。
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