私は昔、岩国や佐世保の基地は近くで観た事があります、「フェンスを境に広大な芝生の敷地に別世界が開けている」「あこがれの豊かなアメリカの姿」がそこに在りました。
それには、郷土の誇る後楽園さえもみすぼらしくさえ観えたものです。
この格差には日本国民として、心底ひがんでしまいますよ。
沖縄の方は、基地周辺の方は毎日その格差を魅せつけられています。
ベトナム戦争時には沖縄基地周辺の歓楽街は大層な賑わいで恩恵も多大なものであったのが、今は見る影もない寂れようだそうです。
日米安保体制を守り続けるために存続が許される、日本政府(自民党、民主党)という図式は最近アメリカ自身によって描き変えられようとしてるようです。
基地の存在理由が、英米により創出された冷戦構造の英米自身による解体で希薄になったことに始まり、米国経済優先による対中接近それに伴う対北朝接近、台湾の親中動向の容認、軍事目的と経済的理由での海兵隊のグワム移転etc.
最近は「日本よアメリカに頼らずもっと自主的になれ」という声が米国下院議員からさえ発せられてもいます。
詳しくは ここをクリック (日本の権力構造と在日米軍)
震災復興の口実で政務次官会議が復活し、鳩山氏の脱官僚の成果も元の黙阿弥ですし、野田総理の沖縄訪問なども外務官僚の筋書きでしぶしぶという印象でしたね。
鳩山総理がなぜやめたか?という疑問に沖縄のひとは「同じ事は前にもあったさ」と達観しているのも悲しい。
米国の都合で政策をぶち上げるのは許すが、米国の意志に反するものは許されない事を沖縄の人達は過去に何度か経験してました。
未だ占領下なんです・・・・・・・。
小沢さん、出番は米国から声がかかるまで待ちますか?
そんなことも、もしかして在るかも。
米国はマッコト、複雑怪奇な国だから。